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UK VISA TODAY

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ビザ情報

新導入・スタートアップビザ ― 起業家ビザの今後―

頻繁に変更を重ねるイギリスのイミグレーションルール。

2019年は年が明けて間も無く実施されたImmigration Health Surchargeの倍額に始まり、すでにいくつかの大きな変更に加えて、新たなビザカテゴリの導入がなされました。

今月号では、新しく導入されたビザカテゴリであるスタートアップビザについてお伝えいたします。

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昨年6月に導入の予定を発表されていた新ビザカテゴリ、スタートアップビザ(Start-up visa)がついに開始されました。

スタートアップビザとは、一言でいうとイギリスで新しくビジネスを起ち上げるためのビザです。

イギリスビザについてあるいはイギリスでの起業を一度でも検討されたことのある方であれば、新ビジネス起ち上げのためのビザとして真っ先に思い起こすのはその名の通り起業家ビザとして知られるTier 1 Entrepreneurカテゴリではないでしょうか。

これまでもイギリスは投資や起業をかなり積極的に後押ししており、年々厳しさを増す移民削減政策の中にあってもその姿勢を基本的に崩すことはありませんでした。イミグレーションルールにおいてはPoint Based System(PBS)下のTier 1 Entrepreneurビザとして、事業の種類や規模の大小を問わず多くの起業家たちをイギリスへと惹きつけてきました。

しかしこのTier 1 Entrepreneurビザは申請要件の変更・改定を経つつ内務省(Home Office)が投資家ビザも含めてこのカテゴリの見直しや改革を検討し始め、ついに昨年2018年6月にこのTier 1 Entrepreneurに代わるビザカテゴリとしてスタートアップビザ(Start-up visa)を導入すると発表しました。

それではこのスタートアップビザとは従来の起業家ビザとはどのように異なるのでしょうか。

このふたつの最も異なる点は、スタートアップビザを申請するためにはまず第一に申請者はその新事業の計画書、ビジネスプランの承認を得ておかなければならないという点です。

従来の起業家ビザではビザ申請時に必要提出書類のひとつとしてビジネスプランを提出し、審査の過程で判断材料とされてきました。しかし、3月29日から導入されたスタートアップビザでは、ビジネスプランの承認を得てからでなければまず、申請そのものができないというシステムとなっています。つまり、第一段階として新規事業のビジネスプランが精査され、その結果認められた場合のみビザ申請の段階に進めるという流れです。

ではビジネスプランはどのように精査されるのでしょうか。

内務省(Home Office)とは独立した団体でビジネスに精通した専門団体や大学などの高等教育機関(内務省からリストが発表されています)が提案ビジネスの革新性、実現・実行性そして将来の展開・拡張の可能性について具体的に吟味し、承認するかどうかを決定します。

ビジネスプランの承認(Endorsement)の基準についはHome Officeより上記の三点(革新性、現実・実行性、展開・拡張性)が求められているものの、各団体、大学が独自に設定できるという柔軟性に富んだものとなっています。

この承認システムを導入したことによって世界中の有能な起業家を招聘し、イギリスのビジネスマーケットを活性していくことが期待されています。

従来のTier 1 Entrepreneurでは起業のための資金力がまず第一の条件として挙げられ最低20万ポンドの資金力証明が申請のハードルとなるケースもありました。

しかし、新しいスタートアップビザでは資金力証明ではなくビジネスの有効性で判断することによってより優秀な起業家にビジネスチャンスを与えていくものと思われます。

今回のスタートアップビザの導入は、資金力よりもビジネスとしての真正さが起業家に求められることとなります。

その点においては従来のシステムからの大きな変化でありまた進化とも言えるでしょう。しかし一方では第三者機関による承認システムによって、多くのビジネスプランが承認を受けられずに、起業のチャンスを失ってしまうことも懸念されます。

導入から約一か月、まだ開始後間もないことまたこれまでの申請とは全く異なるシステムであることからビジネスプランの承認やその後のビザ申請者に関する動向、数についてはっきりとした情報は公開されていません。

また、通常内務省からは申請者に対する詳しい正式ガイダンスが発行されますが、スタートアップビザに関しては4月末の段階では未だ発表されておらず、本年8月頃を目途にリリースが予定されているようです。内務省でもガイダンスの準備段階であり、ビジネスプランの精査にあたる団体でもやはりまだ準備が整っていないのが現状です。

新しいが故に懸念される点もありつつ、詳細が不明という段階ではありますが、この新しいカテゴリを大きなチャンスと考え、挑戦していく起業家が増えていくのではないかという期待を含めてASTONSでは今後の動向に注目しています。

スタートアップビザに関する最新情報は今後このニュースレターでお伝えしていく予定です。

イギリス移民法は頻繁に改定され、難解で複雑さを増していく状況の中にあるため、些細なことでもビザ申請・延長の際には専門家のもとで最新情報と状況確認をすることで不測の事態を未然に防ぐことにつながります。
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