電話番号 ロンドン:+44(0)20-3384-0196。東京:+81(0)3  -6890-8578、+81(0)50-5806-0627。

UK VISA TODAY

イギリスビザスペシャリストのASTONSが、
ビザ取得に関する最新事情やイギリスの社会情勢、
弊社での実績、コンサルタントのご紹介など配信しています。

ビザ情報

増大する経済的負担(3)-Home Office Feeの改定

316日、英国内務省(Home Office)からビザ審査費であるHome Office Feeの改定が発表されました。近年は3月から4月にかけてはHome Office Feeの改定やルール改定が発表されることが多くなってきています。

ASTONS・イミグレーションアップデート3月号では、主に新しく発表されたHome Office Feeの改定についてお伝えいたします。

—————————————————

近年のイギリスでは、EU離脱に見られるように移民政策において大きな政治的問題を抱えています。特に保守党政権下においては移民問題に争点が集まり、積極的に移民削減政策を推し進められてきました。

移民の受入れ・定住を制限し極力排除していくことで、関連するイギリス国内の諸問題の解決・緩和へとつなげていくことが目的ですが、そのために頻繁に移民法を改定し移民システムを厳密かつ複雑にしてきました。

これまでに政府が実施してきた削減政策の中でも、私たち日本人の目にも明らかで分かり易いものとしては、ビザ申請費であるHome Office Feeの改定が挙げられるでしょう。

ほぼ毎年のようにこのHome Office Feeの改定が発表されており、ほとんどの申請カテゴリで費用の上昇がみられました。今年2018年も例外ではなく、3月16日に発表された4月6日から導入される新Home Office Feeも一部の例外を除いてほとんどのビザカテゴリで上昇しています。

上昇額が最も高かったものは永住権(Indefinite Leave to Remain)申請費で昨年£2,297から£2,389と£92、約4%の上昇です。同カテゴリでは一昨年、£422の上昇で20%以上もの増額がなされていたことから、2018年度はかなり控えめに引き上げられたと言えるでしょう。

その他のカテゴリにおいては微増といえるほどに留まっていますが、今後予定されているImmigration Health Surcharge(IHS)の倍額導入を考えると、Home Office Feeの上昇がわずかであったとしてもビザ申請者に与える全体的な経済的インパクトは大きなものであると言えます。

しかし、多くのカテゴリに上昇がみられる中で唯一大幅に引き下げられたカテゴリがありました。Tier 1 Exceptional Talentです。

もともとTier 1 Exceptional Talentのビザ申請費は、Tier 1 InvestorやEntrepreneurまたはTier 2カテゴリといった他の就労ビザカテゴリと比べて安価なものでした。しかし、2018年度は昨年度の£293から50%近くも引き下げて£152となる予定です。これは、1月11日から施行された新ルールでTier 1 Exceptional Talentカテゴリの年間受入数を大幅に増やすなど、より多くの才能溢れる有望な人材をイギリスへ招聘するための施策を進めており、そのため今回のビザ申請費の減額もその施策の一環となるものでしょう。

Home Office Feeの上昇は今後も続いていくものと予想されます。こうした経済的負担の増大は移民削減政策に基づき移民数の抑制につながると考えられますが、一方で増額による増収をビザ申請フォームの電子化・簡素化、審査プロセスの効率化など移民システム全体の改善にも回されていると思われます。

ビザ申請費が年々増加の一途をたどり、今後はIHSが倍額されることになった場合、ビザ申請者が抱えることになる経済的負担はかなりのものになる場合があると思われます。IHSの金額変更に関しては現在検討段階であり、具体的な詳細は発表されていませんが、早ければ年内に実施に踏み切ることも十分ありえます。

EU離脱を控え、政治的状況が移民問題に与える影響はこれまでにないほどの規模となると思われ、今後も移民法の最新情報には十分な注意を払っていかなければなりません。

ASTONSではイギリスの移民法に特化した経験豊富なスペシャリストが最新の情報を元にアドバイス・申請サポートを提供しております。ビザに関する疑問や不安など、小さなことでもどうぞお気軽に、またお早めにご相談ください

一覧へもどる >
電話番号 ロンドン:+44(0)20-3384-0196。東京:+81(0)3  -6890-8578、+81(0)50-5806-0627。